2018/4/24にブログを開設しました。

【スコッチまとめ】スコッチ6大産地の特徴と土地柄まとめ




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スぺイサイド

華やかで上品な名酒を生む、スコッチ最大の生産地

ハイランド地方の北東部を流れる全長約160kmのスペイ川は、ハイランドの3大河川のひとつ。
スコットランドーともいわれる急流で、サーモンフィッシングのメッカとしても知られている。
このスペイ川流域の生産地区を、ハイランドから分離してスペイサイドと呼ぶ。
スコッチのモルトウイスキー蒸留所の半数近くにあたる50あまりの蒸留所が集中する、スコットランド最大のウイスキー産地だ。

スペイサイドは、かつての密造酒時代の中心地であり、グランピアン山脈がもたらす冷涼な気候、豊富な湧き水と、自然環境に非常に恵まれた、ウイスキー造りに理想的な土地。

シングルモルトの先駆者として知られるグレンフィディックがあるダフタウン地区や、この地域の味わいの特微を代表するザ・グレンリベットがあるリベット地区、マッカランをはじめ14の蒸留所がひしめくスペイ川中・下流域など、「ウイスキーの聖地」と呼ばれるのにふさわしい、名酒を生むエリアが揃っている。

スペイサイドで造られるモルトウイスキーは、スコッチのなかで最も華やかでバランスに優れているのが特徴だ。
緑豊かな風土をまとったエレガントでフローラル、フルーティなスペイサイドモルトは、プレンデッドスコッチの原酒としても欠かせない存在である。

アイラ

海の香りのする酒を育む、スコッチの聖地

スコットランドの西岸沖に大小数百の島々が連なるヘプリディーズ諸島。
その最南端に位置するのが、スペイサイドと並ぶスコッチの聖地、アイラ島だ。

島の大きさは日本の淡路島よりひと回りほど大きいくらい。
この小さな島に8つもの蒸留所があり、北から時計回りにブナハーブン、カリラ、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、ボウモア、ブルックラディ、キルホーマンと、ビッグネームが揃う。

そのあたりが、世界中のモルトファンが「一生にー度は訪れてみたい」と憧れるばしょなのである。

もうひとつ、モルトファンの心を掴んで離さないアイラモルトの魅力が、独特のスモーキーさ、ヨード香、ピート香といった、極めて個性的な味わいだ。
スモーキーさやピート香は、全島の4分の1を覆うピート湿原から切り出されたピートを麦芽の乾燥に使っていることから生まれる。
もちろん、なかにはブナハーブンやブルックラデイのようにスモーキーではないアイラモルトもあるが、土っぽいピーティさやフレッシュな海を感じさせる風昧は共通している。
キルホーマンを除き蒸留所はどこも海沿いに建てられており、海のそばという立地や、アイラ島のピートが海藻を含んでいることが、ウイスキーに海の香りをもたらしているとされる。
これはほかの地域にはないアイラモルトだけの特徴だ。

強烈な個性をもつアイラモルトは、ブレンデッドスコッチに欠かせない原酒であると同時に、現在のシングルモルトブームを牽引する存在である。

ハイランド

東西南北にバラエティに富んだ蒸留所が点在

スコットランドの北の大部分を占めるハイランドは、南のローランドより人口のまばらな高地地方。
現在では東のダンディーと西のグリーノックを結ぶ想定線の北がハイランド、南がローランドと分類するのがー般的だ。
スペイサイドを除く40余りの蒸留所がハイランドモルトに分類される。
非常に広大なため、東西南北に区分けされることも多い。

ハイランドモルトは、それぞれの蒸留所が個性を主張している。

例えば、北ハイランドには「樽のパイオニア」とも呼ばれ、バランスのよさが特徴のグレンモーレンジィがあるー方、同じ北ハイランドでもブルトニーやクライヌリッシュはかなりヘビーで、アイラモルトに似た風味をもつ。

かたや南ハイランドのグレンゴインは、ライトでマイルド。
ローランドモルト以上にソフトで飲みやすい。
その広大さゆえ、「これがハイランドモルトの特徴」という共通の風味や特色を見出すことは難しいエリアといえるだろう。

アイランズ

蒸留所の個性が際立つ、島育ちの多彩なモルトを生む

スコットランドの北岸から西岸の沖に位置する島のうち、アイラ島を除く島々の総称がアイランズ。
具体的には、オークニー諸島、ルイス島、スカイ島、マル島、ジユラ島、アラン島を指し、近年、新たな蒸留所建設の動きが盛んなエリアでもある。

現在、主な蒸留所は7つあるが、それぞれの蒸留所が異なる個性をもっており、「これがアイランズの特徴というものはない。
例えば、スカイ島のタリスカーシマル島のトバモリー蒸留所のレダイグは、ピーティでスパイシー、パンチがきいていて、島のモルトらしい味わい。
一方ジュラ島のアイル・オブ・ジユラやアラン島のアイル・オブ・アランは、まったく島の性格を感じさせない、どちらかというとハイランドタイプだ。
アイランズとは、風味による分け方というより、「島育ちのウイスキー」という地理的なくくり方と考えるほうがよいだろう。

キャンベルタウン

塩辛さが特徴の栄光と挫折を味わったスコッチの都

キャンベルタウンは、アーガイル地方のキンタイア半島先端の町。
町名はアーガイル公キャンベルにちなむ。
人口5000人ほどの小さな港町に、かつては30を超える蒸留所があり、ニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝が研修で滞在したこともあるウイスキーの都であった。
しかしながら、その後キャンベルタウンのウイス
キー産業は衰退。
現在残っている蒸留所は、時代に流されず品質を守り続けてきたスブリングバンクとグレンスコシア、そしてスプリングバンクが約80年ぶりに再開したグレンガイルの3カ所となっており、この3力所で、5つの銘柄が造られている。

キャンベルタウンモルトの特徴は、「プリニ一」と表現される、麦芽風味のなかに感じる独特の塩辛さ。
これはほかの地域のモルトにはない特徴で、港町の影響をストレートに受けているという印象の味わいだ。
かつての栄光を取り戻すまでには至っていないが、いま再びモルトファンに注目されつつある。

ローランド

飲みやすく繊細でライトな味わいの都会的なモルト

ハイランドの南に位置し、エジンバラやグハイランドやスペイサイドに比べてはるかにグラスゴーなどの大都市を擁するローランドは、イングランドと接していることもあり、大資本が入りやすかった。
このことが、ローランドのウイスキー業者が初期投資のかかる連続式蒸留機を積極的に導入できた理由のひとつだ。
ローランドというとグレーンウイスキーの生産地区というイメージが強いのだが、かうては数十ものモルト蒸留所があり、モルトウイスキーを生産していた。ローランドモルトの特徴は、ハイランドやスペイサイドに比べてはるかにライトで、麦芽の香るやや辛口の風味。
ローズバンクやオーヘントッシャンのように、アイリツシュウイスキーの影響を受け、3回蒸留を行っている蒸留所もあった。
現在まで残っているのは、グレンキンチーとブラッドノック、いまも3回蒸留を行っているオーヘントッシャン。
さらに近年では、アイルサベイをはじめ、ダフトミルやキングスパーンズ、アナンデールなど、新しい蒸留所がオープンしている。

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ウイスキーまとめ
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